BREGUET(ブレゲ)の歴史について | セレクトショップ的視点のブログ [時計・鞄・靴]

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ブレゲ

[BREGUET(ブレゲ)の歴史]

創業:1775年
創始者:アブラアン・ルイ・ブレゲ
グループ:スウォッチグループ
本社:スイス ラベイー

ブレゲ3
「時計の進化を2世紀早めた男」

「時計界のレオナルド・ダ・ヴィンチ」など、
至上の賛辞を受けた天才時計師、アラン・ルイ・ブレゲ。

機械式時計の歴史はブレゲをなくしては

語ることはできません。


ブレゲ創設200年以上経った現在でも、

彼の発明した機械式時計のほとんどの
機構方式が基本ベースとして使用されています。

アラン・ルイ・ブレゲは1747年にスイスで生まれ、

1775年にパリにオープンさせた
店から、ブレゲの歴史が始まりました。


1780年に自動巻き機構を開発し、
衝撃吸収装置、ブレゲひげゼンマイ、トゥールビヨン機構、

スプリットセコンド・クロノグラフなど
次々と画期的な機構を発明し続けました。

彼の発明は複雑機構や構造面にとどまらず、

時計を芸術的作品として高める事にも成功しています。


その技術はマリー・アントワネット妃の注文で作られた
超複雑懐中時計「マリー・アントワネット」に集約されています。

ナポレオンがピレネー越えのときに使っていたの

もブレゲの時計でした。現在では他社の製品でも採用されている、

ギョーシェ文字盤のような装飾もすべて、ブレゲの考案です。


ブレゲ針、ブレゲ数字なども代表的で、

シースルーバックもブレゲによるものです。

ブレゲ自身は1823年に死去しますが、その技術は弟子達の

手によって受け継がれました。1870年には経営権がブレゲ家から

ブラウン家へと移り、1930年代には機械式デジタル表示機構、

ジャンピングアワーやトノー(樽)型ケースがブレゲから生まれました。

1970年以降のクォーツ・ショックにより経営が危機的状況に

陥りましたが、1970年に経営権が、フランス随一の宝石商

ショーメに移り、当時ショーメに在籍していたフランソワ・ボデにより、

現代のブレゲと呼ばれるダニエル・ロート(現在はブルガリ所属)を
迎えて復興し、トノー型ケースや永久カレンダー、トゥールビヨンなど

様々な複雑時計が発表され世に送り出された。

その後も内部機械の開発メーカー、ヌーベル・レマニア社を

傘下に加えた後、1999年、スイス最大の時計企業連合

スウォッチ・グループに参加し安定した経営基盤を手に入れ、

現在に至ります。

ブレゲ2
そして、スウォッチ・グループ総帥ニコラス・G・ハイエックは、
社長は子息のニコラス・ハイエックJrに譲り会長職についていますが、

ブレゲだけは、自ら社長も兼務し、現在も陣頭指揮にあたっています。

公式サイト
Breguet
http://www.breguet.com/