前回のフランクミュラー記事に続いて第二段。
その歴史について少しふれてみたいと思います。
この内容を知るとますます欲しくなっちゃいますね(笑)
フランク・ミュラーが天才と呼ばれる理由は、
そのまったく新しい時計の機能、精密な製造工程が物語っています。
フランク・ミュラーの時計のケースはすべて自社工房で製造。
ひとつひとつ手作業で仕上げが行なわれ、その繊細で微妙な
タッチは、機械では真似できないものです。
このような細心の作業を象徴するのが
「クレ・ド・ジュネーブ(ジュネーブの鍵)」とよばれる、
ケースに記された刻印です。ケースのひとつひとつに記された
この名誉ある刻印は、製造元の保証をし、高度な職人技を
正式に認証するシンボルとなっています。
トゥールビヨン
地球の重力の影響によって生じる様々な誤差を補正する機構
「トゥールビヨン」。現在においてもなお、時計の複雑機構の
中で最も難しく精密な装置として知られています。
1801年以降に製作されたトゥールビヨンは搭載モデルを
合計してもわずか数百個という稀少さ。メカニカル・ウォッチの
小型化というテーマでフランク・ミュラーが成し遂げた快挙は、
精密時計界だけでなく多くの愛好家たちに賛辞をうけました。
フランク・ミュラーが完成させた世界最小トゥールビヨンは、
8 1/2ライン(直径19.15mm)という小ささなのです。
ダブルジャンピングアワー
彼の「コンプリケーションウォッチの革新者」という
名声をさらに高めたのが「ダブルジャンピングアワー」の創作。
文字盤に表示されるふたつの時刻が、60分を経過すると同時に
ジャンプするだけでなく、さらに現地時刻と第二タイムゾーンの
時刻設定が別々に設定できる独特の機構。
革新的な技術の開発だけでなく、時計の使いやすさを追求した
画期的な技術も生み出したのです。
レトログラードセコンド
これまでの時計のように、円を周回する秒針を回転運動させるのではなく、
目盛を記した表示計の上で反復運動(レトログラード)させるという
困難なメカニズムの開発に成功。
この興味深い実験は研究開発に長い月日を費やしました。
それは秒針が目盛の60に達すると同時に停止し、瞬時にスタート地点に
逆戻りするという難しい課題に挑戦したからです。
この問題は完全にクリアされ、世界初のレトログラードセコンドウォッチが
誕生しました。
FRANCK MULLER公式サイト
http://www.franckmullerusa.com/